2013年12月22日日曜日

冬至

どんなに時間がなかろうと
どんなにお金がなかろうと
決めた道をそれを理由にやめたりはしないと思っていても
くじけそうになることもある

休みがなくて
買い物もできなくて
国民の休日や  ボーナスなんてものを
憧れてしまうこともある

必要な道具や本がなかなか買えないのは問題だし

何故わたしはここに立っているのか

わからなくなるなんてしばしば。

だけど、

思いがけないことはそこらへんにごろごろあって、

去年のわたしが思いもしない日常が待っていた。

自分が決めなきゃならない時、
その時にはその時々、何かしら決めてきたのだ。

そしてその時というものを自ずと察しているのだ。

そして、今は その時ではないのだ。


冬は少し判断を鈍らせる

なかなか   へこたれそうになる身体と心を

引きずり回してちょうどいい季節

2013年11月13日水曜日

細雪

人に迷惑をかけまい

かけたときの胸の締めつけが

一番苦しいからだ

でもその事態は大小問わず

関わる人間がいれば起きるのだ

わたしはその時

プライドという

ドス重いものに潰されているぺちゃんこの

弱者になるのは

成熟までいかぬ青いトマトなのであって

熟れるまでに腐らぬか恐れている身だからだ



一番の憂いは何なのか

そして耐え得る憂いは

2013年9月1日日曜日

草を撫でて歩くように

虫や怪我を気にしながら。



真っ直ぐに伸びた草を羨み

撫でた緑の隙間から見える世界に

心奪われながら。


はじめて歩くはずの道は

すでに草が分け目を作っていた



想像の中には

常に比喩や置き換えが生じている


みた事も無い場所に辿り着きたいが為

2013年7月28日日曜日

紺青


自転と公転を両方しなくてはならないことを

わたしはしっかりと理解してるだろうか


2013年7月16日火曜日

すべて道半ば。

いまはそれに尽きる。

だけれど本当に

わたしの在り方というものが

手織物のように

1本1本打ち込んで打ち込んで

出来上がっていく感覚だ

まだまだ

そしてどこまでも長い

面白すぎる呼吸




最近気にしていることといえば

手の動き=所作

黙る事と話す事





2013年6月29日土曜日

餡子

わたしがアンパンマンの代役だったら

顔の代わりになにをあげられるかな。

くだらない例えだけど、本気で考えるのでした。


白藍

あ、

ああ

いつかこんなふうに

なりたいなと思っていたんだ。

あ、

でも

まだ

すべては叶っていないから

ゆっくりと

図らずともゆっくりと

考えていくんだろうこの日々を。

2013年5月28日火曜日

梔子

嬉しくも変わること

悲しくも変わること

だんだんとそれは表裏一体なのだと気づく。

得ると失うとも似ている。


初心を忘れないように

自分にかける言葉がある



「わたしは山のどこにいる?」





2013年5月27日月曜日

天国へ行って、

おばあちゃんに聞きたいことがたくさんある。

行って、戻ってこれたら良いのに。

人が亡くなるって

こういうことか

もう二度と話せないってことか

もうおばあちゃんが亡くなって

5年は経つというのに。

手紙くらい

出せたら良いのに

最後に添えた手紙は

読んでくれたかな


2013年5月20日月曜日

潤色

傘が踊る横断歩道で

「コーヒー」を想う

灰色の空とコンクリートの壁に

「透明」を想う




2013年5月16日木曜日

砂色



音楽につられ

この夜観た映画につられ

本につられ

小さな蜘蛛につられ

いつもここへやってくる。

誘うことものは周囲に溢れ

言葉で河をつくる

短くも尊い時間をくれる。

いつも同じ方向へ回る時計の針が

文字盤よりも長くながく延びて行くような


ここを離れれば、針は延びることなく

カチコチ   まわる

それでよくて

たまに違う姿をみせてくれれば

安心するのだ心から。



明日の朝は

期限を切らしたお肉と卵に土下座する。




つられに つられ  毎日を。

2013年5月8日水曜日

.

なにものでもないもの


何か  でないことは、とても不安だ。

これは○○だ。そう言って答えを用意するとそれは完結し、考えることの基準になり道しるべになる。

だけど、これは○○だ、と言ったのは誰だろう。
自分か、それとも他者か、
他者であった場合、答を委ねすぎてはいないか。

これはこう使うのだよ。
ではなく
これをあなたならどう使う。
そう言える物を作りたい。

これは○○だ、と言われている物にも○○以外の可能性を秘めているが、誰も求めてはいないだろう。

なにものでもないもの は
求められてはいないのだ。

だけど
○○という答えのギリギリで
手を止めたい。

そこでその物を放って
物にもさまざまな一生を終えて欲しい。

わたしは
なにものでもないもの に憧れている。

答えのないことに不安を憶えない日はない。でもそれは、考えることに力を与えている。

反逆のように思えるけど、
物の価値の在り方なんて、もっと多種多様でいいんだなと

あくまで作る物の可能性の広さを
再確認しているだけなのだけど。

2013年5月4日土曜日

海松

いまあるのは

辛いことばかりかもしれない

だけどその分

束の間の優しい時間が、元気にしてくれる。

そしてとても沁み入る。

体力がなくてこの生活にはふらふらだけど、

とても とても 大事なことや 大事な人に

出会わせてくれる。

このながいながい道のりをわたしは

長生きしないと全うできない

のろいカメです。


2013年4月25日木曜日

紅掛空

ここはわたしの備忘録

話さなくても良いこと

聞かなくて良いこと

だけど読んでいるあなたは

だれですか?

きっとわたしは個人的な綴りのくせに

誰かに読んでもらうことが

嬉しいと思っている

ただ、だれか知ってしまうと

あなたのことを考えてしまうから

わからないことが

続く理由


さっき考えごとの中で

苦しい幸せと虚しい幸せ

それ以外の形容詞をつける幸せが

どれもしっくりこなくて

ああ、それしか知らないんだなと

思ったのでした。

自分の経験がすべてそうだったというのではなく

ただ、その二択しかないと思っていただけで

他にもあるのか気になった。

つけられる形容詞はいーっぱいある

でもまだどれも知らない

それを明日から探してみようと


形容詞はみつかった?

そんな質問が
いつかもらえるように。

2013年4月24日水曜日

山吹

今日は久しぶりの休みで

好きなことしようと、何がしたいか考えてみたけれど

何もなかったので

勉強した。頼まれものを制作した。

やりたいことないの?と

悲しくなりそうになったけど

やりたいことはたくさんある。

行きたいところもたくさんある。

でも1人じゃつまんない

どれも誰かとしたいこと。

でもみんな今日は仕事してる

世の中のサンデーがランダムだったらいいのに

そんなくだらないこと嘆きながら

お休みの日が終わろうとしてる

2013年4月22日月曜日

可視光

白であることも

何色であることも

任せてみようと思う。

決して放棄ではなく

浸透する母体は自分にあるということ。

そして自分が色を映し出すということ。

レオ=レオニの

「じぶんだけのいろ」という絵本を思い出した。

絵本は子どもが読む本だけれど、

大人が感動しなければ伝わらない、素晴らしい言葉の集積だと思う。

言の葉としてのことばというニュアンスで。



これから、
きちんと色を放ってみようと思う。

浸透させていこうと思う。

色の中の色も大好きだ。


いってきます。

2013年4月18日木曜日

深緋

立っていても横になっていても

心臓の居場所が見つからない

音を聞いてやるけれど

心臓は物言わず

けれど
ときたまリズムを壊し
忘れさせてはくれないのだ

神様に心臓を渡し委ねてしまいたいが

まだここで

訴え続けることをしていたいみたいだ

息づかいに

悶えるからだに

心臓は期待し

委ね甘えている

安心を正面に映し
今日もまた心臓をなだめすかし

指折り数える春に



2013年4月11日木曜日

錫色

涙をとって

ためてお金になればいいのに。

涙を流すことも惜しいと思うほど

すべてを吸い込んでおきたい。


ぶっ倒れる前になんとかしなきゃなぁ

2013年4月9日火曜日

白磁

頑張れる場所があるって
いいこと

みつけるって大切なこと。


今まで自分の存在意義とか

必要とされたいとか

そんな言い方しかできなかった。

だから人に求める言葉も

必要なんだと思わせてくれる言葉。

喜びはそこにあると思っていた。

「お手手繋いで」

そんな関係を望んでいた。

それは、自分の未熟さと曖昧さが

必要かどうかで判断しようと

ぼやけた不安から逃れようと

していたことの現れだった。



相手から必要とされていれば、

自分は必要としなくても良い。

必要を必要としているから矛盾ではあるけれど

ものすごく生気の薄い考え方だ。


でもいま、
喜ぶ言葉が変わった。

嬉しいと思う事柄に、影がなくなった。

それしか実感できていないけれど、
とても、素敵な実感だった。



ここがなくなるのも、
もう少しかもしれないな。

2013年4月8日月曜日

眠れない時に、なぜ眠れないのか考えてしまうから

朝焼けがみたいのに、なぜ眠れないのか考えてしまうから

胸が高鳴って、眠る理由をなくしてしまうから

身体は疲れているし

風邪をひいているけれど

いましかないと思うと

やっぱり胸は高鳴るし

やっぱり眠りにつけないものです


恐ろしき春

2013年4月4日木曜日

浅葱色

やっとここまで辿り着いた



「このみちは   どこへ   いくのじゃり?」

「このみちを   ずぅっと   いくと、
    あおい おおきな   かみさまが   いるんじゃり。



ジャリおじさんを読みながら

夜を越えて

朝を迎えた

やっと、光の中風に乗ることができるのではと

辿り着いたそのまた先の   夕暮れへ

ふわふわ漂うことを夢みながら

光の中出会う人や風景はどんなだろうと

今日は横たわり

明日を待つ



2013年3月29日金曜日

pulse

触れそうになればびくびくと手を引き

その手をぐっと握りしめる

どこまでも沈み込む心臓の音

そこのそこにギュウギュウと押し込む心臓

どうしてもどうしようもどうすればよいかも

わからない時はこうだ。


叫んだらおしまい

黙っていたら永遠

そうやって生きて

心臓は戻ってこれなくなった




夜が一層苦手になってしまって

早く寝て
早く起きるようにした

襲いかかる心音をひとりで聞かないために

2013年3月24日日曜日

phrase

ぐるぐると静かに

首をもたげ 顔を上げて 息を吸う

間違っているとは誰も言わない

正しいとも誰も言わない

もっと笑えよ

もっと話せよ

もっともっと

貶し笑う強さが

近くにあれば

2013年3月20日水曜日

.

なんだかうれしくて

ごはん食べるの忘れてしまった


2013年3月19日火曜日

hold hands

aとbが手を繋ごうとしてる。


もう少しで

繋がる

安心を得るaと   守る理由のできたb

こんなにも、
自分と対話しなければいけないとは思わなかった。

寂しさを感じると痛む背骨も

幸せを感じると疼く親指の付け根も

手を繋ぐことを祝福してくれるだろうか。





あなたが思うように、
ここにはそれが書かれているよ。
そして答えも書いてない。
すべては勝手です。

ただ、傷つけてはいけない


このへんで終わりにしようか。




2013年3月18日月曜日

seed

あと10年もしたら

30後半だ

なにをしているだろう

そのころここは、

なくなっていてほしい。

ここにある言葉が

何かの種になって芽を出すまで

わたしは子供のままだ。


commonplace

この平凡な日常に感謝しながらも

あれやこれやと考えごとをして

お金ないないと嘆きながら

飛びまわる思考に振り回されっぱなし

それが嫌になる時も

楽しく思う時も

どっちともに同じ時間が流れてる


2013年3月17日日曜日

.

誰にも言わず、会えば傷つきに行く

それを繰り返した。

ずれている目線、時間、大切なもの。

それに気づいていながらも、

わたしが守ろうとしていたものは

抱えなくて良いはずの
重苦しい痛み


もう充分に苦しんだ

解放されたい















2013年3月11日月曜日

2013年2月28日木曜日

a dandelion puffball



あなたの想う未来は、必ずやってくる。

そのために、今がある。

独りでも、あなたの元を去った人がいても、悲しいことじゃない。

どこかで、みんな生きているから。

それぞれの人生を生きているから。

あなたはその人生に、少しだけ関わった。そのことを誇りに思いなさい。

触れては離れる、それは必然だったのよ。

あなたがまだ、風のなかにいる限り、
綿毛の様に旅をしなさい。

種を持ち、運び、やがて訪れる柔らかい土を夢みて、飛び続けるのです。

そして綺麗な花を咲かせるように、
綺麗な心でいるのです。

いつか愛する人を、仕事を、
心から愛せる様に。

種ばかりに目をやってはだめ。

風はいろんなことを見せてくれる。

大事な鍵となる前兆を、見逃さないで。
その場の悲しみに、溺れないで。

あなたはふわふわの小さな綿毛なのだから。
風と一緒に、何を運ぶかはあなた次第なのよ。

2013年2月27日水曜日

tapir


消えるものが多すぎて

信じるこころを失い

箱の鍵を失くしました

2013年2月25日月曜日

sssss

寒いのが超苦手です。

6枚は着て出かけます。

歩いてる時に手を振れません。

初乗りの距離でタクシーに乗りたくなります。

お風呂に入ってから動けます。

「あったかい」を求めてさまよいます。

でもお風呂の温度は44度。

手は基本あったかい。

冷え性ではありません。

ただ真冬の寒さが超苦手です。

春よこい。


2013年2月19日火曜日

2013年2月17日日曜日

call up

小さい箱の中には、

たくさんではないけれど、

ぽつりぽつりと交わされる言葉があった


それを大事にしていることが

いまの素直なきもちなのかもしれない

そして

唯一できることなのかもしれない

2013年2月15日金曜日

miry

泥の中に

足を突っ込んだまま

笑っていた

本当は気持ち悪いのに

本当は嫌なのに

本当はとても怒っているのに

吐き出す場所がわからず

わらうことで均衡を保っていた

でも泥から抜け出すことができた

もう本音も建前も言う必要はない

切り捨てた瞬間を知った傷を

伝える義理もないと

わかったから

吐きたい暴言を喉の奥に押し込めながら

明日を迎える


2013年2月12日火曜日

once again


熱を出して、一日寝ているとものすごく休めた気がした。

思いっきり休んでいいんだ、と許しをもらったような気で。

熱はつらいんだけど。。

元気な休日は、やりたい事のためにと気負っている。

自分に対しても小心者なのだ。



今日からまた。



元気になった今日からまた。

2013年2月9日土曜日

#

手をのばしても

そこには誰もいなかった


2013年2月7日木曜日

papier

本屋さんで消費税が3%表記の本を買った。
読みたいと思った本はシミだらけだった。
わたしの興味は、いまは隅っこで埃を被っている。
前途多難なところに首をつっこんでしまった。

日本の紙とドイツには、深い関係があった。
それを知った時は嬉しかった。
その実体を知りたいとも思う。

頭の中は紙だらけで、
からだがぺらっぺらになりそうだ

それを良しとしない頭の一部が
苦しんでいるよ

2013年1月23日水曜日

hear

元気ですか?
そう聞きたい人がたくさんいる。
いつだって聞ける今だけど、
ハガキをもらいお返事をしなくてはとなると、
なかなか筆が進まないし、
文脈もいろいろ考えてしまう。
でもこれが、便りを送るってことなのだろう。
のんびりしていてごめんなさい、そろそろ送ります。

それと、
相手はわたしのことを知らないけれど、
気になっている人がいる。
きっかけはとてもここには書けないけれど、
今はそのきっかけを越えて、
気になってしまう存在だ。
羨望と、応援の気持ちをもって
あなたの文章を読んでいます。
会いたいとは思わないけれど、
きっと素敵な女の子


***

ねぇこんなことがあったよねぇ

そうだっけ?

同じ時間を過ごしていても、
覚えている言葉や風景が違う。

わたしが覚えていないところを、
そんな会話で埋めてくれる。

相手も同じ。
わたしの記憶のタンスから、
ひっぱり出した記憶を受け取る。

それに気づいた君が好きだ。


会話がとっても大切なことに感じて
話すことへのコンプレックスが少し
和らいだ気がする。

2013年1月12日土曜日

hut

条件が揃わないと動かない心の一部分。
いま動かしたくてたまらないんだ

居たい場所、
その匂い
聴きたい音楽


良し悪しはあれど、
あの感覚を取り戻したい。

大好きだったんだ、本当に。

あの場所と音楽が。



静かな小屋みたいだった。

2013年1月2日水曜日

2013

澄んだ空気は足の先まで

届くころには光ろうぞ