2015年8月19日水曜日

風が吹いたら

心地良く

包まれて

すべて受け入れられる気がした


静かな暮らしが

合っていると

受け入れた時

音のないと思っていたところに音が流れる

静けさは

決して無音ではなく

身体から生まれる音と

澄まして聴こえる音が

心地良く響きあい

包まれる


きっといつか気づくだろう
触れた風がすべて優しく
何かを連れ去り洗い流してくれていたこと

風に包まれているあいだ
記憶には嵐が巻き起こり右往左往してること

風よ滞在してはくれないが
行ったり来たりしてくれること
わかっている
待っている

2015年6月15日月曜日

あまりにも静かに暮らしすぎて

暇だな

2015年6月8日月曜日

なにやら

混沌として単調な毎日に飽き飽きし

1人でいることにつまらなさを感じ

幸せでもあり苦労でもあり当たり前でもあることに
ひとつの空間に息を吐いて息を吸うのがただひとり
私だけだということに息苦しさを感じて

おそるおそる着ぐるみを脱ごうと思った

でも脱ぎ方がわからない

どこかにファスナーかボタンがあるはずだ

顔まですっぽり被った着ぐるみを

はぎ取れるのは私だけ

そんな風に

髪を切り本を読み連絡を待ち

闇にとらわれないよう心がけ

そんな着ぐるみ最初から着ていなかったと

裸の王様みたいに醜態を晒してしまう


楽しい時間の始まりだ


2015年5月31日日曜日

2年

2年が経ち

もうここは蜘蛛の巣が張った空き家のよう


でも今日は

また足を踏み入れた。

見てくれている人はいるのか
わからないけれど




ずっと待って

私自身忘れて

意識の遠くに

とても微かだけれど残っている靄

身を置く感覚が

どれだけ鈍っているか今わかる

言葉にも慣れない

これが朝靄だと良いのだけれど

2013年12月22日日曜日

冬至

どんなに時間がなかろうと
どんなにお金がなかろうと
決めた道をそれを理由にやめたりはしないと思っていても
くじけそうになることもある

休みがなくて
買い物もできなくて
国民の休日や  ボーナスなんてものを
憧れてしまうこともある

必要な道具や本がなかなか買えないのは問題だし

何故わたしはここに立っているのか

わからなくなるなんてしばしば。

だけど、

思いがけないことはそこらへんにごろごろあって、

去年のわたしが思いもしない日常が待っていた。

自分が決めなきゃならない時、
その時にはその時々、何かしら決めてきたのだ。

そしてその時というものを自ずと察しているのだ。

そして、今は その時ではないのだ。


冬は少し判断を鈍らせる

なかなか   へこたれそうになる身体と心を

引きずり回してちょうどいい季節

2013年11月13日水曜日

細雪

人に迷惑をかけまい

かけたときの胸の締めつけが

一番苦しいからだ

でもその事態は大小問わず

関わる人間がいれば起きるのだ

わたしはその時

プライドという

ドス重いものに潰されているぺちゃんこの

弱者になるのは

成熟までいかぬ青いトマトなのであって

熟れるまでに腐らぬか恐れている身だからだ



一番の憂いは何なのか

そして耐え得る憂いは

2013年9月1日日曜日

草を撫でて歩くように

虫や怪我を気にしながら。



真っ直ぐに伸びた草を羨み

撫でた緑の隙間から見える世界に

心奪われながら。


はじめて歩くはずの道は

すでに草が分け目を作っていた



想像の中には

常に比喩や置き換えが生じている


みた事も無い場所に辿り着きたいが為