風が吹いたら
心地良く
包まれて
すべて受け入れられる気がした
静かな暮らしが
合っていると
受け入れた時
音のないと思っていたところに音が流れる
静けさは
決して無音ではなく
身体から生まれる音と
澄まして聴こえる音が
心地良く響きあい
包まれる
きっといつか気づくだろう
触れた風がすべて優しく
何かを連れ去り洗い流してくれていたこと
風に包まれているあいだ
記憶には嵐が巻き起こり右往左往してること
風よ滞在してはくれないが
行ったり来たりしてくれること
わかっている
待っている