2011年8月8日月曜日

drawer

心の引き出しの納めどころがわかったら、

しばらくの間鍵をかけて、

かけたことも忘れた頃に、
さらさらと風化した記憶をゆっくり風に流すんだ。

そしたらきっと、空っぽになった引き出しを見たときに、
うっすらと、色だけが浮かぶんだ。

その色を引き出しに塗って、

引き出しはもう開ける必要がなくなる。

それを繰り返すと、
色鮮やかな心のタンスができるんだ。


きっと、きれいだ。

塗り替えたっていい、
色を足したっていい、

わからないくらいのぐちゃぐちゃが、

たぶん一番素敵でその魅力に引き込まれるタンスになる。