なにやら
混沌として単調な毎日に飽き飽きし
1人でいることにつまらなさを感じ
幸せでもあり苦労でもあり当たり前でもあることに
ひとつの空間に息を吐いて息を吸うのがただひとり
私だけだということに息苦しさを感じて
おそるおそる着ぐるみを脱ごうと思った
でも脱ぎ方がわからない
どこかにファスナーかボタンがあるはずだ
顔まですっぽり被った着ぐるみを
はぎ取れるのは私だけ
そんな風に
髪を切り本を読み連絡を待ち
闇にとらわれないよう心がけ
そんな着ぐるみ最初から着ていなかったと
裸の王様みたいに醜態を晒してしまう
楽しい時間の始まりだ